CSS Nite in Ginza, Vol.66「Webデザイントレンド(自治体編)」のまとめ。都道府県や市町村などの自治体サイトに絞ったトレンドとアクセスビリティについての紹介。

自治体サイトならではの必須項目

・マップ
 何県のどこにあるのか、簡易的にトップページで表示してる。
 デザインに活かすサイトも。
・緊急情報
 表示場所は左上かセンター、赤系の色が一般的
・ブランディング
 デザイン、写真、メニュー
 有名すぎる特徴は控えめに紹介し、「その他にもこんなのがあります」という紹介に力を入れている。
 特に何もないところは、逆に「何も無いこと」をPRしている。
・アクセシビリティ
 文字の大きさ変更、音声読み上げ、コントラスト変更
 機能は必須でも対応状況はマチマチ。
 (表記、変更できる文字サイズ、プラグインの要不要など)

自治体サイトのターゲットユーザー

大別して2種類
・住民、関係者
・旅行者
それぞれ必要な情報は違う。
トップページでナビゲーションやバナーから振り分ける。

市町村名にはフリガナを

地元や関係者は「読めてあたり前」の感覚があるが、初めて知る人は読めない事も多い。
例えば、○○町が「○○まち」なのか「○○ちょう」なのか、など。
→自治体名は画像以外にもテキストで表記し、フリガナをふっておく。
他にも郵便番号、住所、ローマ字表記まであると良い。

簡易版サイト

東日本震災以降、緊急時用の簡易サイトの準備が普及
・通常時:デザインされたサイト
・小規模な災害:センターにお知らせ枠を追加、など
・大規模な災害:テキストベースのページで災害情報を中心に掲載。トラフィック増に対応し、更新もしやすい作りに。
CMSなどを使用する際には、上記の切替を簡単に行えることが必須機能となっている。

その他

・スキップリンク
 特に音声読み上げの場合、ナビゲーションを飛ばして本文へ移動するアンカーリンクがあるが、必要かどうか要検討。
・スマートフォン対応
 自動振り分けが望ましい。
・SNS対応
 サイト自体をFacebookに移行したところもある。

セミナーで紹介された自治体サイト

一部、メモしたものだけ。
甲府市
 武将の家紋である菱形をデザインに取り入れ、ヘッダーで大きくブランディング
泉佐野市
 関西国際空港のある市だが、トップでは飛行機の写真を使う程度で控えめ。
天川村役場
 昔からこのデザイン。

講師の選んだベストサイト

偶然にも「寒さ」「暖かさ」をデザインに活かした自治体サイトとなった。
陸別町(北海道)
 日本一寒いことを強調し春夏でもこのデザイン。
徳之島(鹿児島)
 トップページでおおよその場所も分りやすく、特産品なども随所にデザインとして活かされている。
 住民は少ないが観光地としてサイトには力を入れている。

個人的に

どの自治体でもアイコンがたくさん使われている。
一目で、文字が読めなくても直感でわかる。

テーマを決めて各サイトを見比べてみるのは面白いし勉強になる。

2 thoughts on “自治体サイトのトレンド

  1. チョトス より:

    ・徳之島(沖縄)
       ↓
    ・徳之島(鹿児島) です!

  2. toreno より:

    ご指摘ありがとうございます!
    修正させていただきました。

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