40歳の教科書
自分の通過してきた年代を振り返ると、あの時、もっとこうすればよかったと思うことがある。20代、30代は自分よりうえの年代になんて興味なかった。しかし40代に差しかかったあたりで、もっと上の年代のことを知りたい、もっとその人たちの経験から学びたいと思うようになった。
そうして手に取ったのがこの「40歳の教科書」
40歳は人生の折り返し地点か
世の中がわかった気になって、好奇心も失せてくる。
自分より上の世代と繋がり持ち、うえからガツンと人生を教えてくれる先輩が必要。
気力が衰えるのは体力が衰えるから。
脳と心臓は衰えにくい。120歳までは働ちゃんとく。
物覚えが悪い、物忘れがひどくなる、というのは「余計なことを覚えなくてもそれほど困らないい」ことを経験で知っているから必死で覚えようとしない。
仕事や子育てなど、若い頃より必要なことが増えるため、些細なことまで覚えにくい。
年齢によって向上する力「直観力」
英単語は忘れても自転車の乗り方は忘れない。体験、体得したものの積み重ねが直観力を磨く。
脳を活性化させる方法は体を使うしかない。脳に直接刺激を与えることはできない。身体の感覚と通して脳を刺激するしかない。スポーツや趣味など。
40歳は脳よりも体を意識する
心の危機をいかに乗り越えるか
うつとは人が疲労しきった状態
20代のころは体力に任せて「はしゃぐ」ことでストレスを解消。
40代は「こころとからだを休ませる」ことを意識する
若いときには頑張る、逃げない、全部やるなど厳しい状況で鍛えることが必要だが、35歳以降は完璧をめざさない、他人の力を借りる、行き詰ったら別の方法を考えるなど、したたかさも必要。
子供は親に心配させないためにストレスを溜め込む。親が小さな悩みを打ち明けることで子供が相談しやすい空気になる。
人の悩みはひとつではない。
うつは物事をネガティブにゆがめて解釈する。健康な人は物事をポジティブにゆがめて解釈する。健康な人が物事を正しく見ているとは限らない。人が行動できるのはその行動に対して楽観的だから。悲観的になると行動できない。たとえば車の運転、事故を起こすかも、というネガティブ思考だと運転しようと思わない。しかし、自分は事故は起こさない、という楽観も危ない。
そこで、ホットハート、クールマインド(心は熱く、頭は冷静に)
アクセルとブレーキを上手に使う。
親との関係を問い直す
40代は親でもあり子でもある世代
カウンセラーは基本的に全てを受け入れてくれる。否定も指導も励ましもしない。言ってることわかろうとし、気持ちに寄り添ってくれる。→安心できる。
家庭の軸は夫婦。夫も仕事に逃げず、妻と一緒に家庭の問題に取り組む。
夫が妻から離れると、妻は過剰に子供に関わるようになり子供のストレスになる。
人は自分のために生きるから、他人のためにも生きられる。他人のためだけだとお互いに追い詰められる。
遠い将来の心配をする前に、今日一日を大事に生き、明日に何かを残す。
経験を武器にするには、なにが必要か
若い頃の苦労は「自分のための苦労」、40代から必要になるのは「人のための苦労」