設計思考で書く、WEBテキスト表現術
銀座アップルで行われた「CSS nite vol64」のメモです。(株)Rokaku代表・森田哲生さんによる、人に伝わるためのテキスト表現方法について、通常は5時間程度かかるところを1時間にまとめた講義でした。
※自分なりに理解したメモなので、実際の表記や趣旨と違っているかも知れません
人に伝わる確率を上げる5つのテクニック
1.単語、キーワードの抽出
具体的なキーワードほど伝達率が上がる
時間、場所、社名、人名など
2.企業の訴求より、ユーザーのニーズ
企業の言いたいことより、ユーザーが何を求めているか
求めている「答え」の優先順位を上げて設計する
3.インパクトを設計する
(一つの方法として)単語同士の意味的な距離が遠いほどインパクトがある
意味的な距離=ありえない組み合わせ、違和感、変な言葉
例:コンピュータおばあちゃん、草食男子、腐女子(流行語を参考にする)
4.レイアウトサッカー
サッカーボールをユーザーの目線として、フィールド(画面)に選手(デザインパーツ)を配置し、どうパスまわし(視線の誘導)すればスムーズにゴール(コンバージョン)できるか考える
5.アンダー300ライティング
人が文字列を目にした瞬間、文章というより1つの画像(塊り)として見られる。その塊りは300文字程度が適切
設計には制限が必要。300文字という制限を設けることで書きやすくなる
その他
話題の変わり目では段落を変え(行間を開ける)、さらに小見出しをつける
各小見出しだけでページ全体の内容がイメージできるようにする
内容がイメージできれば、情報を必要としているユーザーにはより詳細な本文を読んでもらえる
小見出しにもキーワード、ユーザーのニーズ、インパクトに気をつける
関連書籍
講義の間に話題にのぼった本です
・アンダーザレーダー
・通販番組の作り方に学ぶ
感想
久々のCSS niteでした。講義の内容も勉強になりましたが、質疑応答で「意見の異なるクライアントを納得させるにはどうしたらいいか」とう質問に対し、「クライアントが好みそうな、有名な実例をたくさん挙げる」という方法は使えそう。