11月24日放送のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』のゲストはインテリアデザイナーの片山正道さん。
デザインをするとき、最初にすることは“導線を考える”ことだそうです。
WEBデザインでも導線は重要、ということで、片山さんが使っていた「ゾーニング」という手法を調べてみました。

マーケティング用語集「ゾーニング」(J-marketing.net)を参考にさせていただきました。

ゾーニングとは

特定売場でカテゴライズされた商品群ごとの配置領域(ゾーン)を区画することをゾーニングといいます。具体的には、商品群をどの位置に、どのくらいのスペースをとり、どのように配置するのかということになります。

これはそのままWEBデザインでも行いますね。ヘッダーフッターやメニュー、本文の配置は最初に考えますから。

ゴールデンゾーン

最も顧客の目にとまりやすく、手に触れやすい高さにある領域は、ゴールデンゾーンと呼ばれています。明確な規定はなく、一般的には床上60cm~160cmの範囲とされており、男性と女性では、身長の高い男性の方がゴールデンゾーンも高くなります。

顧客が商品を選択するまでの時間は非常に短く、どの位置にある商品にも均等に意識が向かうわけではありません。ゴールデンゾーンにどの商品を配置するかで、店の売上、利益、イメージが異なってきます。

WEBデザインのゴールデンゾーンといえば、やっぱり左上となるのでしょうか。ただし「手に触れやすい」というのは「カーソルが触れやすい、クリックしやすい」ことになるので、WEBの場合、右側になるかと思います。

設計では身長によりゴールデンゾーンが変化しますが、WEBの場合はユーザーのディスプレイ環境によって変化しそうですね。

陳列方法

ゾーニングの形式として代表的なものに、バーチカル(垂直)陳列、ホリゾンタル(水平)陳列があります。
バーチカル陳列は、縦方向にカテゴライズされた商品群を並べる陳列方法で、顧客の目の流れを縦に切るため商品が目にとまりやすく、どの商品群もゴールデンゾーンに入るため接触機会が均等化されるという特長があります。

ホリゾンタル陳列は、横方向にカテゴライズされた商品群を並べる陳列方法で、顧客の目線を横に切るため売場全体が見渡されやすく、ゴールデンゾーンに入る商品群が特定されるため売場の印象を強めるという特長があります。

WEBならバーチカル(垂直)陳列が基本になりそう。ホリゾンタル(水平)陳列の場合、横スクロールの陳列になりますから。

デザインのヒントっていろいろなところにありますよね。
これからも別のジャンルからのヒントも拾っていきたいと思います。

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